1, 研究目的
青汁飲用による免疫力の向上と生理機能への影響について
2, 研究機関
山口県立大学大学院 健康福祉学研究科 森口 覚 教授
3, 内容と結果について
(1)内容
山口県立大学と当社は青汁のラットへの投与(凍結乾燥した青汁を含む餌を与えた)により、免疫力の強さを表す指標となるNK(ナチュラルキラー)細胞活性が3倍上昇することをすでに確認し、アメリカの科学書籍(Vegetables,Fruits,and Herbs in Health Promotion,edited.by Ronald R.Watson ,CRC Press,2000)にて報告しています。
今回、健康な女子大学生を対象として、青汁投与による細胞性免疫機能および生理機能への影響について研究しました。健康な女子大学生(18歳〜22歳)19名を対象とし、弊社青汁(ケール100%)を4週間、毎日2パック、180ml飲用してもらいました。飲用開始前、飲用2週目および4週目の早朝空腹時に採血し、末梢血リンパ球中の“NK細胞”と免疫機能を持つ“成熟T細胞”と、免疫機能を向上させる血清中の“サイトカイン”を測定しました。
更に、生理機能への影響として、排便、不定愁訴(肩こり、イライラなどストレスからくる不快感)、睡眠、食欲などについてアンケート調査を実施しました。
(2)結果
青汁飲用4週目で、NK活性が上昇する傾向が確認されました。また、飲用期間の延長にともない、NK細胞あたりの活性が高まる傾向が認められ、T細胞を介してNK活性の亢進が起きている可能性が示唆されました。更に、生理機能については、青汁飲用開始時に排便が促進される傾向がみられました。
4, 学会発表について
「第55回日本栄養・食糧学会大会」(5月8日、京都国際会館)において弊社商品開発課課員より発表いたします。
5, 今後の研究について
健康体での免疫力向上の結果をうけて、本年度は老化モデルラットに青汁を投与することにより、加熱に伴う細胞性免疫機能低下に対する影響について検討します。また、青汁投与がガン細胞の増殖、転移に対する影響を、黒色細胞腫(メラノーマ)を移植したラットを用いて検討する予定です。